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「おいしい減塩」を実践するためには、おいしさを理解する「味覚力」が不可欠です。
味覚力は、5基本味を「おいしさ」として言語化し、脳にインプットさせることで養うことができます。健康的な減塩習慣も、「低塩+うま味=とてもおいしい」という体感を脳にインプットさせることで、定着につなげることができるのです。味の素(株)では、家庭科の授業でも取り入れやすい「スープ」を使った減塩体験カリキュラムを開発し、お茶の水女子大学附属中学校の家庭科教諭である有友愛子先生にご活用いただきました。その事例とレシピをご紹介します。
お茶の水女子大学附属中学校 家庭科教諭 有友 愛子 先生
中学2年生の、初回の調理実習に活用しました。家庭にもある一般的な調味料を用意し、班ごとに選ぶことで、個々の好みの違いに気づき、コミュニケーションを深めました。また、卵をふわふわにする方法など、調理科学的な内容も学習しましたが、その後の定着率も高く、調理実習の導入としての効果を感じました。味が変わるのに塩分濃度が変わらない体験は印象に残りやすく、生活での実践にもつながりやすいと思います。
エネルギー:41kcal
食塩相当量:0.7g
水:400g
「丸鶏がらスープ」:小さじ1
卵:1個
A【水:小さじ1、片栗粉:小さじ1/3】
こしょう
① 卵は割りほぐしておく。
② 鍋に水・「丸鶏がらスープ」を入れてひと煮立ちさせ、Aの水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
③ ①の溶き卵を全体に回し入れ、こしょうで味をととのえる。
④ でき上がりを一度味見し、 少量ずつカップに取り分け、味比べトッピングをそれぞれ加え、味見する。
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